台風ハザードマップで公表している「高波ハザードマップ」とは、本研究室で開発した台風経路アンサンブルシミュレーションの結果を、
気象庁高波モデルのインプットデータとして使用することで、複数の台風経路で高波計算し、特定地点の最大有義波高を示したものである。
例として1959年台風15号(VERA),通称伊勢湾台風が和歌山県紀伊半島の潮岬に及ぼす高波ハザードを図2に示す。
横軸は直撃からの距離を表している。縦軸は最大有義波高で棒グラフで表している。
赤が潮岬の直撃での最大有義波高、緑は直撃から西側、青は東側を通過した時の最大有義波高を示している。
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図1:台風経路アンサンブルシュミレーションにより得られた台風JEBIの経路。赤が実際のコース、緑が実際のコースよりも西側、青が実際のコースよりも東側のコース。 | 図2:和歌山県紀伊半島潮岬における高波ハザード |