これまでの研究概要

研究のキーワード
台風,熱帯気象,中緯度気象,流体力学,水循環,気象災害,環境科学


岡山大学修士過程(1998年4月〜2000年3月)・京都大学博士課程 (2000年4月〜2003年3月)
「中緯度における台風の温帯低気圧化」
岡山大学の塚本研究室と京都大学の林研究室で学びながら、台風観測と統計解析により中緯度における台風構造の変化の普遍性を示し,修士論文としました.博士課程において観測事例の数値シミュレーションを行い,その物理的発生メカニズムを提案して博士論文としてまとめました.この研究結果は認められて,仁科賞を頂きました.

(独)防災科学技術研究所 (2003年2月〜2006年3月)
「東アジア域の大気・陸域・海洋水循環変動に伴う台風災害予測」
文部科学省環境プログラム「人・自然・地球共生プロジェクト」に参加して,大気と海洋を結合した数値モデルの構築と,東アジア域の長期水循環変動に伴う水災害の変動予測を行いました.また,台風の東・東南アジアでの水循環の役割と被害分布を示しました.

(独)海洋研究開発機構 (2006年4月〜2007年12月)
「熱帯・亜熱帯地域の広域水循環と台風水循環」
海洋開発及地球科学技術調査研究促進費「地球環境システム構築推進プラン」に参加して,スマトラ島で2ヶ月の気象レーダーと降水同位体観測を行い,赤道熱帯域における水循環変動を研究しました.また石垣島で台風の降水同位体観測を行い,世界で初の台風目の水蒸気同位体観測に成功しました.

ハワイ大学国際太平洋研究センター(2008年1月〜2010年3月)
「台風発生・ライフサイクル」
 全球雲解像モデルを用いて, 台風発生と台風ライフサイクルについて研究をしています.2週間後の現実的な台風発生の予報に成功したことについては,米国地球科学会や米国気象学会でもナウキャストとして取り上げられています.

横浜国立大学教育人間科学部(2010年4月〜)
「台風力学」
「気象と人間生活の関わり」
「神奈川の気象」
「気象教育」