Team SORAメンバー 卒業メッセージ



2023年度

大橋 明日香
この文章を書くにあたり、本当に卒業してしまうのかと、感慨深いようなそこまで深く ないような気持になっております。2代目クリスティーナこと、大橋明日香です。研究室 に通った2年間、どちらかと言えばあっという間でした。5分の3をかいくぐって入った 筆保研究室、かなりユニークな同期と優しさいっぱいの先輩方、面倒見のいい後輩たちに 恵まれ、愉快な研究室ライフを過ごすことができました。
 私が理科を専攻し気象学を学び始めたきっかけは、自分の人生で思いもよらないことを してみたいと思ったからです。文系で世界史が好きだった私は、順調にいけば祖国浜松の 地で、社会か国語の先生になっていたと思います。専攻を決定するとき、何となくこのま まじゃつまらないなと感じ、第一志望に理科を書いてみたことが、この人生の始まりです。 理科専に入ったものの、物化生は基礎しかできず、地学はノータッチ、レポートの書き方 も顕微鏡の使い方もままならない、あまりの自分の無力さを痛感しました。そんな自分で も、大学生活で何かに全力を賭して成果を残したい、そう思い筆保研究室を希望しました。 正直、地学ならみんなスタートライン一緒だし大丈夫でしょ、という気持ちもありました。 結構ありました。実際は、地学と言いつつ物理でした。苦しくも学びの多い研究室ライフ で、得たものは多くあると感じています。
 末っ子でわがままな私を見捨てずに、ここまで支えてくださった皆さん、本当にありが とうございます。心なしか回転水槽の修理回数が多かった気がしないでもないですが、無 事研究を終えることができて本当に良かったです。ここでの学びを、今後の人生に活かし ていけたらと思っています。大変お世話になりました。



阿部 未来
法学部にいながら、気象防災に関することをやりたいなと思って進路に悩んでいるとき、筆研に出会いました。 気象と法学のフロンティアを目指すだなんて、こんなに自分がやりたいことをドストライクでさせてくれる研究室、他に無かったです。 研究を始めてみると、テーマはとっても面白いけれど、全然自分の研究と言えるような形にできなくて…。
それでも筆保先生は異分野の融合の研究もとてもポジティブに応援してくださって、たくさん発表機会をくださり、論文化も常に親身になって指導してくださいました。 先生からの課題にどうにかして応えなければ!と思いながらも、2年間を通して全然応えられず…先生にはたくさんご迷惑をおかけしました。 卒業まで親身になってご指導くださり本当にありがとうございました。 悩んで、結果が出せなくて、作業も進まなくなって、自分でどうしたらいいかわからなくなったことが2回ほどありました。その時、先生がゆっくり相談する機会を作ってくださったおかげでなんとか軌道修正することができました。本当にありがとうございました。
自分があまりに研究できないことを痛感した2年間でしたが、それと同時に、研究のおもしろさを強く強く感じた2年間でもありました。 修論発表が終わってみて、自分の研究について楽しく話せるようになったな…と感じました。 このテーマに出会えたおかげで博士課程に進むことを決めました。

筆研の皆様
全然いただいた課題をクリアできない私にも見捨てずにいつもポジティブな提案をし続けて応援してくださった筆保先生、信じられないくらい仕事ができて常に刺激をくれた一生仲良くしたいみさきちゃん、去年一番話し相手になってくださった高良さん、可愛くて去年の研究室行くモチベだったはせぱん、海陸風の研究面白くっていつも話聞くのわくわくだったはっとり、仕事できてほんっとにたくさん助けてもらったもはや後輩ではないうどん、可愛くて一緒にいると元気出るぼんぬ、研究発表毎回楽しみにしてたなんかテンポ感面白いだん、いつもいいアドバイスくれるおかげで発表いい感じに修正させてくれたペー、普段静かだからいっぱい話してくれる時ギャップが嬉しいぐんぐん、隣の席地味に嬉しかったもち、可愛くて胃袋がっちり掴んできたまよ、信じられないくらい優しくて先輩の鏡すぎる吉岡さん、気象予報士試験合格させてくださった和田さん、解析のイロハをとっても丁寧に指導してくださった清原さん、いつも明るくサポートしてくださって本当に凄い方だなと日々感じるおっくんさん、空観測でお話しするといつも的確なツッコミで笑わせてくださるもりそんさん、いつもあたたかく的確にサポートしてくださる横山さん、IWTRCでたくさんお世話になった吉川さん渡辺さん。 たくさんのご迷惑をおかけしましたが、いつもあたたかく見守ってくださり、本当にありがとうございました。 研究室に行くと、毎日が刺激的で、とても楽しかったです。
筆研に入って本当によかったなと思っています。 これからもがんばります!



菱沼 美咲
筆保研究室で過ごした4年間は本当にあっという間でした。
この4年間、ずっと人に恵まれていたなと強く思います。
優しく面倒を見てくださった先輩方や研究員の皆さん、ユニークで頼りがいのある後輩たち、そして超優秀な同期たちに囲まれ続けていました。
特に同期の皆には、学部時代も院生時代も助けられっぱなしで、頭があがりません。
素敵な研究室メンバーに囲まれたからこそ、4年間楽しく過ごせたのだと思います。
自分が研究を投げ出さず、最後まで取り組み続けられたのは、筆保先生をはじめ、研究室メンバー、研究に携わって下さった皆様のおかげです。
本当にありがとうございました。

筆保研究室の今後のご発展とますますのご隆盛をお祈りしています。
筆保研究室に幸あれ!


細木 隆史
好きなんだけど、ふと、自分もこうなりたかったなと思って悔しくなるものってありませんか?僕はあります。その中の1つが研究者でした。
僕は何かをするとき、できるかどうかで判断することが多く、好奇心で動くことが少ないです。そのため、研究室で会話をしていると少し寂しい思いをすることもありました。みんな枕詞が付くものの、何かと気象が好きで前向きに取り組んでいると感じたからです。また、研究者とはそういう人たちの集まりであり、僕とは考え方が明確に違います。それはもう、取り返しがつかないほどです。
そんな僕ですが、研究室に入って嬉しい誤算もありました。それは、できないと判断したことができたという経験です。先進的な研究や学会発表など、自分には縁遠い話だと思っていましたが、筆保先生に引っ張っていただき、普通の学部生では経験できないことを多く経験させていただきました。僕の裁量では普通の大学生活を送るところでした、本当に感謝しています。
また、研究において、できるの幅が拡がったのは間違いなく研究員の方々や先輩方のおかげです。優秀な皆さんと時間を共にできたことで、どこか自分もなりたかった研究者の一員になれたような気がしています。短い時間でしたが、皆さんと関われたことが僕の自慢です。
また、研究室メンバーの皆さん、2年間本当にありがとうございました。地方から出てきた僕にとって研究室は、大切な居場所であり、そう感じるのも皆さんが暖かく迎え入れてくださったおかげだと思っています。今後とも関わっていただけると幸いです。 最後になりますが、筆保先生をはじめ、関わってくださった皆様、大変お世話になりました。皆様にこの場を借りて感謝申し上げます。



段 卓志
4歳ぐらいの時から、スパコンを触ってみることが夢でした。ものすごい計算速度の機械をつかって大規模な計算をする。 漠然とカッコいいな、羨ましいなと思っていました。
ふで研には研究室のスパコンがあったり、 提携先のスパコンを使えたりします。スパコンを使ってさまざまな条件で気象現象をシミュレートした二年間は本当に 楽しかったですし、夢のような時間でした。
やっている実験が壮大だと、関連する学びを深めようというモチベーションも湧きます。もちろん、中高で行う実験の ようなものも大切です。優劣がないことは頭で分かっているのですが、派手な実験はやる気が出ます。充実した研究室ライフでした。 恵まれた環境を提供して下さった筆保教授に感謝申し上げます。また、研究室メンバーも皆熱心で、非常に良い空気感の 研究室ライフをおくれました。ありがとうございます。
自分は神奈川県の教員になるため、横国に行く機会はこれからもあるかと思います。その時は挨拶に伺うかもしれません。よろしくお願いします。 二年間大変お世話になりました。





2022年度

長谷川 由佳
せっかくなら高校よりもすごいことをやりたい!高校ではできなかった新しいことをやりたい!という思いで、私は筆保研究室に入りました。 教育実習がかなり遅い時期だったこともあり、研究テーマが二転三転する時期もありましたが、最終的には自分がやりたかった教材開発に取り組むことになりました。 動画編集やナレーションなど、今まで全くやったことのなかった分野に踏み込みました。新しい道具ばかりで、教材を開発するのはなかなか一筋縄ではいきませんでしたが、苦労した分、思い入れのある教材になりました。 筆保先生の手厚いサポートのおかげで、自分の好きなことを、自分の好きな形で実現できたと思います。 最初は消去法で選んだ研究室でしたが、沢山の方々に出会い、新しいことにチャレンジし、短い間でしたが大きく成長することができたと思っています。 最後になりますが、筆保先生を始めとした研究室メンバー、今年から活動を始めた吉田研究室のみなさん、誠にありがとうございました。ここで過ごした日々は一生忘れません。



服部 未佳
高校生のときから天気が好きで教員も目指していた私にとっては、筆保研究室はずっと行きたい研究室でした。 サークルに入っていたわけでもない私にとっては、研究室が大学での大きな居場所になっていました。研究室に行けばいつも誰かしらいて、こんなにも縦の繋がりが強い研究室ってあるのかなと思うくらい、全員の仲が良くていつも楽しかったです。 研究が進まず、遊べない…と嫌になってしまったことや、諦めなければならない部分も多くありましたが、最後は納得できる形で卒論を完成させることができて本当に良かったです。本当に研究室のみんながいなかったら逃げ出していたかもしれないです(笑)本当にありがとうございました! 最後になりますが、筆保先生をはじめ、多くの方に支えられていたなと感じています。2年間本当にありがとうございました。


高良 拓馬
 もうすぐ齢25歳、数年たてばアラサーになるという年になりました。大学生になったとき18歳だったことを考えるとあっという間だったなと感じます。その中で筆保研究室に所属した期間は2年という期間でしたが、非常に濃密な時間を過ごしました。  僕が筆保研究室に入ったきっかけは大学院入試に落ちたことでした。就職するのか就職浪人するのか路頭に迷っていたときに筆保研究室を見つけました。運命だったと思います。もう一度この人生を歩んでいたとしても筆保研究室を選んでいたと思います。  筆保研究室に入ってからはいろいろな研究に触れ、シミュレーションをする環境にも恵まれました。2年間で自分も成長できたと感じるとともに他の研究室ではできない経験をさせてもらったことに感謝しております。  また、同期がいない僕に関わってくれた先輩や後輩には感謝がいっぱいです。  今後は横浜にいることは少なくなるとは思いますが、横浜に帰ってきたときには機会があれば顔を出そうと思っているので暖かく迎え入れていただければ幸いです。本当にありがとうございました。




2021年度

稲垣 滉
コロナが流行ってから早2年、大学3,4年の記憶は研究ばかりです。 大学生活の半分はこの研究室で過ごしていたのですが、そんなことは微塵も感じないほどあっという間の2年間でした。

筆保研究室は縦のつながりが強く、在籍期間が被っていない先輩方から、未来の筆研候補生、学外のアドバイザーと本当に多くの方々と関わらせていただきました。 研究や就活においても、この縦の繋がりに幾度となく助けられました。皆さん、本当にありがとうございました。

筆保研究室に入ってよかったことはたくさんありますが、一番は研究に向き合えたことだと感じています。 他の研究室より日々のノルマも卒論も厳しい中で、筆保先生の方針に食らいついていくことで、真剣に研究と向き合えました。 立派なものが仕上がったかは怪しいですが、納得がいくまでやれた満足感は何物にも代えがたいです。 これは他の研究室では経験できないことですし、進路を決める上でも役に立ちました。

もしもう一度研究室が選べるとしても、また筆保研究室に入りたいなと思います。

最後になりますが、筆保先生をはじめとして、関わってくださった先輩後輩、同期、サポーターの皆様、皆さまのおかげで充実した研究室生活を送ることができました。ありがとうございました。



Amit Singh
I joined YNU from fall semester of 2019 and was the first and the only international student at Prof. Fudeyasu’s Lab.

My enrolment at YNU was a very unique case as I was enrolled at a different department (Urban Innovation) but I did my research under the expert guidance of Prof. Fudeyasu. The arrangements between the department Professors were very smooth and I did not face any difficulties.

I was informed about the expertise of Prof. Fudeyasu in the field Meteorology by my good Japanese friend (JICA expert) Mr Koji. That is when I decided I must do my Master’s degree under Prof. Fudeyasu’s guidance.

Due to COVID 19, I returned to my country Fiji and continued my studies and research from there for several months. We always had zoom discussion regarding my research and I never felt I was left out.

I must write about the very inspiring and supporting nature of Prof. Fudeyasu. Under his supervision, I learnt a lot and got the opportunity to do presentation in two other big Universities namely Nagoya and Ryukyu University. This experience has further enhanced my knowledge and built confidence.

The Lab members are also very friendly. They are always willing to help and provide guidance. Mr Kiyohara also has always been very helpful from the very beginning.

I should say overall Prof. Fudeyasu and his team member are just fantastic. Being an international student, I never felt like an outsider or not being welcome.

I have successfully completed my Master and now it feels 2 and half has passed very fast. The research I did is very relevant, and this will be a new tool the forecasters at Fiji Meteorological Service will use daily.

I will for sure miss all the team members when I return to Fiji.

Wishing you good luck in future endeavours.

Thank you all.



飯田 康生
早いことに2年間が終わりました.いろいろと運が良かったなと思います.僕は,大学院を辞めての大学院入り直しです.珍しいですよね.横浜に来たときに,たまたま大学院の説明会がやっていたので,ほかの大学院はどんな感じなのかっていう興味で来ました.そこで,筆保先生と話したのがはじまりでした.たまたま先生が大学院の担当だったので話をしましたが,違ったらしてないだろうと思います.何なら心理学とか軽く聞いて帰ろうと思っていました笑.教育と気象には興味があったのでちょうどよいと思って話だけ聞こうと思いました.先生といろいろ話して,「うち来たらいいよ」と言っていて,なぜだかわかりませんが,その場で行こうと決めました.寿一の連絡先も教えてもらい,後日,会って話も聴きました.普通,大学院辞めていたら入ろうと思わないですよね.けれど,結果は来て,正解でした.来てなかったら,今は面白みのない人生な気がします.

 入学した当初は,普通に気象×教育って考えてましたが,結局,教育は関係なしに研究していました.「理学部出身だからこういう研究しなよ」っていうことで,プログラミングとか苦手だったし,無理かなと思っていましたが,高潮の研究は楽しかったです.そこからプログラミングにも興味を持ち,M1後半から,JAMSTECで働く機会がきました.大学1年生の時から知っていた研究機関で,働いてみたいなと思ってたのがある意味叶いました.そこからHotspot2にも参加し,台風による海洋変化の研究をして,さらに研究が楽しくなりました.この社会情勢の中でも,オンラインですが様々なところで発表する機会もあり,運よくいろいろなことが重なりとても充実した2年間でした.他大学や研究機関の研究者と知り合えたことは,入学当初の自分では全く想像していなかったことです.この2年間,学び,経験してきたことをこれからに活かしていきます.共同研究者をはじめ,関わった多くの方々に感謝がいっぱいです.

学内での受賞はあと一歩のところで逃しましたが,最後の最後にHotspot2でポスター発表賞を頂くことができました.頑張ってきたのが認められてとても嬉しかったです.(賞はバッタの絵でもらった小学生ぶりです笑) 最後になりましたが,筆保先生には,様々な機会を与えてもらい,研究の道にも引っ張ってもらい,とても感謝です.本当に筆保研究室に来てよかったです.人生の転機になりました.ありがとうございました.そしてこれからも,よろしくお願いいたします.(ついでに,寿一とは一緒に研究もして,いろいろと感謝です笑.)


鈴木 創太
大学1年生の小教専理科の気象学の授業。 これが自分が筆保研究室に来たいと思った最初のきっかけです。 でもその時は、自分は高校のとき文系だったから、、、と他の教科と迷っていました。

それから4年、筆保研究室を無事卒業することができました。 もちろん卒論など書いたこともなかったので、筆保先生や大滝さんなど、多くの方々に本当に本当にお世話になりました。 また、優秀な同期の2人が頑張っているのを見て、めげずに最後まで研究をやり遂げることができました。 これまでお世話になったたくさんの方々に感謝申し上げます。

コロナが流行してからの2年間、大学もあまり行けず、外に遊びにも行けず、もやもやとした時間が続きましたが筆保研究室だけはいつ行っても誰かしらがいて、楽しい空間でした。

自分は今後、横浜市の教員になります。一生横浜生活が確定したので、また筆保研究室に遊びに来たいと思います。 その時は温かく迎えて下さると嬉しいです。 本当にありがとうございました。



古田 隆行
のべ20年にも及んだ学生生活。学生生活最後の延長戦はとても苦しみました。まぎれもなくヤツのせいです。

元々他大学で地面の下を先行していた大学時代。隣の学科の講義にお邪魔しているうちに空の上の方にすっかり夢中になりました。
いろいろあって関東に来ることになり、筆保研究室の門を叩くことに。
最初のメールから筆"安"様と間違えてしまい、先生も返信のメールで"吉田"様と帰ってきたのは内緒の話です。 入学して早々から新型コロナウイルスによる緊急事態宣言など、制限された生活はとても大変でした。 そんな中でも家で様々なソフトを覚えたり、そら観測を行ったりと毎日のように充実していました。 毎日のように変わっていく天気を眺めているだけでも面白かったです。 マッスル道場の3代目館長としてもZoomでのオンライン道場という新しい試みを始めることができ、手探りの中で新たなやり方を開拓できたと思います。 在学中に苦手な物理で公務員試験に合格でき、昔からの目標でもあった気象庁に採用が決まったときはとてもうれしかったです。

研究では苦心しましたが先生にいつも気にかけていただき、研究室のメンバーにもサポートをいただいてのらりくらりな自分でもなんとか卒業することができました。 先輩後輩、OBOGの皆さんから聞くことのできる筆保先生の話題は数知れず、とても楽しく過ごすことができました!

正直、2年間でやり残したことはたくさんあります。そのうちのいくつかは就職してから少しずつやっていこうと思っています。 皆様2年間お世話になりました。書いてると長文になりそうなのでまた後ほど。 今度は差し入れをもって研究室に伺います!


2020年度

蔭山 明日香
大学受験のとき、面接官に1人怖い人いたなあ…とずっと印象に残っていた理科専の先生。 実は筆保先生でした。いざ、自分が卒業する時には先生の笑顔ばかりが印象に残ることになるとは…。 自分が知りたい、楽しいと思うことに真摯に向き合い、誰かを楽しませることもできてしまう先生のような人になりたいと思っていました。 卒業する今、より強くそう思います。

正直、先生をはじめ特に先輩方には、ご心配をおかけしました…。沢山温かい言葉や、元気?大丈夫?をいただきました。 (辻さんは会うたびに扁桃腺腫れてない?と聞いてくださいました、ありがたや笑笑) 心配とご迷惑をおかけし申し訳ない反面、その優しさにずっと救われました。

4年生になり、コロナウィルスの影響で大学に行くのも怖さが伴う状況になりました。 そんな中でも、めげずに卒業研究に取り組めたのは、とっても優秀な後輩ちゃん達が頑張っている姿を見て、 元気をもらったことが大きいです。本当はもっと遊びたかったので、是非落ち着いたら誘わせてくださいね。

そして同期には、もう大学入学したてから4年間ずっとお世話になりました。 愛情表現たっぷりのごんちゃん、優しさと安心感と無印良品を与えてくれるおたべ、 2人から癒しをもらって、沢山助けてもらったから今卒業できます。ありがとう。

自分の不甲斐なさを感じることが多々ありましたが、確かに精一杯を出せたと思います。 この研究室に入っていなかったら、ずっと後悔していたと思うので、勇気を出して入ることができてよかったです。

お世話になりました!これからの筆保研に幸あれ!!




山内 隆介
気付けば4年間この研究室にかかわっていたことに時の流れの早さを感じます. 4年間もいたということで、この研究室を卒業していった方々の約半分は直接お会いしたのかなと思います。

学部時代の同期、大学院の同期、先輩後輩にメッセージを書こうとなると膨大な量になってしまいそうです。 個別で送りたいときに送りたいと思います。

研究室に入った時、学部卒業した時、なぜこの研究室に入ったのかなとあまり明確な理由は言えませんでしたが、 筆保先生の人柄と「創造性」に惹かれて入ったんだろうなといえるようになりました。

筆保先生を他の人に紹介するとき、僕は「0から1を作るのが得意な方」と紹介をしています。 それに鼓舞されてでしょうか、学部時代では何となく進められたシミュレーションを研究として行いましたが、 大学院生になってからは自分が行いたい教材開発についての研究を自ら提案をして出来たのではないのかなと思っています。

この研究室に入り様々な人と関わったことによって一回りも二回りも成長できたのかなと思います。筆保先生をはじめとして、関わってくださった先輩後輩、同期、サポーターの皆様、皆さまのおかげて充実した学生生活を送ることができました。誠にありがとうございました。


大滝 寿一
「台風の研究がしたいです。」

これはもう3年前のこと、初めて研究室訪問に来た時のことが昨日のように思えます。

入学してからの2年間、あっという間に感じ涙あり笑いありでずっと突っ走ってこれたのも筆保先生の作る独特な雰囲気と環境があってこそだと思います。研究以外のこともたくさん学ぶことができました。ありがとうございます。

研究室メンバーには外部から来た僕にも優しく接してくれ、 教育学研究科なのに教員免許を持っていないとんでもないやつのために授業を手助けしてくれ、 卒業できたのはあなたたちの手伝いがなければできていませんでした。心の底から感謝しております。

2年間しか在学していないのに学会発表には4回も参加するチャンスがありそれらすべてが自分の生活となり、 いい発表にするために泊まり込みで研究したのはいい思い出です。
社会人となったらこのようなことが無いよう計画的に物事を進めていきたいと思います。。。

最後にこの度卒業する際に、教育学研究科の学生表彰に選出していただきました。人生の中でこのような立派なものを頂けるとは夢にも思っていませんでした。ひとえに筆保先生の「何事も挑戦する」考えが、僕を導いてくれました。これを頂いたからと言って驕らずに、学生表彰にふさわしい人間となって社会に貢献するよう今後も努力したいと思います。 これからの筆保研究室で過ごす人には、筆保先生の性格を存分に利用して、いろんなことに挑戦してもらいたいと思います。 駄文になりましたが、新形コロナウイルスが落ち着いたら野球観戦にでも行きましょう!


小田部 瞳
2年間本当にお世話になりました!

思い返せば5年前、元々ぼんやりと将来の夢として考えていた「教員」と、昔から空や飛行機が好きで一時期本気でパイロットになりたいなどと思っていた「空への憧れ」が 両方かなう場所を見つけたときに、私の目指す道がピッタリと決まりました。 それからは毎日そらブログを見て、「なぜ3年生からしか入れないんだ」と憤慨していたことが懐かしいです。

研究室では、多くのことを学びました。 大好きな去年の先輩方、賑やかな今年のメンバー。本当に人に恵まれました。 心残りとしては、2年目の研究室生活は多くがリモートになってしまったことくらいです。 もっともっとたわいない話をスカバで繰り広げたかったな。 去年の先輩方がしてくださったように、後輩たちと色々なお話がしたかったな。 でも、しかたのないことですね。 各メンバーへのメッセージは、最後のそらブログで……

最後に、筆保先生。2年間、本当にお世話になりました。 良い研究になるようにとことん付き合ってくださったこと、 やりたいことに挑戦できるように支えてくださったこと、とても感謝しています。 研究の中で、先生の空に対する純粋な気持ちをヒシヒシと感じ、私も鼓舞されていました。 先生がしてくれたように、今度は私が空の面白さを子どもたちに伝えていきたいと思います。 いつか気象予報士の資格も取ってみせますね、いつか。

この研究室で過ごすことができて本当によかったです。 短い間でしたが、ありがとうございました。これからの筆保研究室のご発展をお祈りしています。


権田 紗希
あっという間の4年間でした。

私が横浜国立大学を選んだ一番の理由が高校が文系でも理科専攻を選択できるということでした。
理科が大好きで特に生物が好きで、水族館と動物園が好きで、横国に来ました。

しかし、1年生時の必修で筆保先生に出会い気象学の面白さに夢中になってしまい、気付いたら筆保研究室におりました。
だから海を見に来たのに今は空に夢中!なのです。(この言葉は江の島で見つけました)


また、卒論を書いていて最後はお魚のことも少し学ぶことができて一周回ってとっても幸せでした。

好きなことを追求できた4年間があったのは大学で出会ったすべての人のおかげです。
そして、筆保先生のおかげです。

至らないところの多い室長でしたが、最後まで本当にお世話になりました!


2019年度

佐久間 光
長きに渡って沢山の協力を頂いたことに感謝をしたいと思います。ありがとうございました。充実した大学院生活を送ることができたのは、周りの方々の支えによるものです。限られた条件の中で、自分のエネルギーをほぼ完全に燃焼することができました。満足しています。

学部生の時、大学院修士課程や博士課程進学者の数が多いという情報を聞き、研究室を選択しました。他のメンバーのように空が好きな訳でなく、高校時代に地学を履修していた訳でもなく、気象予報士にどうしてもなりたかった訳でもありません。研究室の雰囲気にとても惹かれました。 本当にぼんやり≠ニ決めた研究室でしたが、今となっては当時の僕の選択がナイスであったと断言できます。もう一度研究室を選べるチャンスがあったとしても、僕は筆保研究室を選択するでしょう。

修士の2年間は外部での活動を中心に過ごしてきました。高校や中学で実践を積み、多くの人と出会い、交流し学ぶことが出来たと思います。こうした貴重なチャンスが降ってくるのも、この研究室の魅力です。在学メンバーが貪欲にチャンスを掴むことを願っています。少しでも可能性を感じることには、どんどんチャレンジしてみてください。僕は修士でようやくその大切さに気付くことが出来ました。 サポートして下さった筆保先生には、感謝の念でいっぱいです。4年の間、研究からプライベートに至るまで多くの面で気遣って下さり、ありがとうございました。先生の考え方・生き方に密かに憧れていました。防災士講習はとても良い思い出です。 最後の2年間で研究室が大きく変わる様子を見てきました。在学メンバーの力で、今後さらに活気溢れる研究室になることを心から願っています。皆さんが生き生きと研究に励む姿を楽しみにしています。 それでは、また会う日まで。



細川 茜
筆保研究室の所属になってからの2年間、研究室のみなさまには大変お世話になりました。 本当にありがとうございました。

研究室のみなさまは優しい方ばかりで、こんなわけのわからない私のことを受け入れていただきました。 そのおかげで、研究室は私の学生生活でなくてはならない場所でした。
暇やと思ったら、だいたい研究室に向かっていましたね。

そして、研究室に行くと誰かしらがいて、暇さえあればスカバでくだらない話をしてましたね。
その時間が、私はとても好きでした。
そんな雰囲気も、この研究室メンバーだったからなのでしょうね。
こんな、雰囲気の良い研究室にいられて、私は幸せ者だったと思います。

また、私の研究は大学敷地外での観測研究であったため、一人ではできない研究でした。
そんな時も、研究室のみなさまには葉山まで来ていただき、観測に協力していただきました。
みなさまなしでは行うことのできなかった研究でしたし、どれだけ感謝しても足りないと思います。
本当にありがとうございました。

卒業後は、小学校の教員になります。
この研究室で得た知識矢経験もも、教員になって生かせたらと思っています。

2年間、本当にありがとうございました。



辻 和希
2年間にわたり、筆保先生、研究室のみんなには大変お世話になりました。筆保先生には、たくさん迷惑をかけてしまいましたが、最後の最後まで面倒を見ていただき、本当に感謝しています。仙台の学会発表終わりにかなたくと先生とで飲みに行ったり、ラーメンに連れて行ってもらった時には、いろいろなお話ができて楽しかったです。 また、研究を進めるにあたり知識のない僕に台風や高潮また、結果の解析方法について細かく教えていただきありがとうございました。

筆保研究室のメンバーには、いつも元気をもらっていました。学年を問わず、みんなが僕に話しかけてくれたことで、楽しく研究室生活終えることができました。ありがとうございました。

また、修士1年生の時には、JAMSTECの研究船に乗せていただき貴重な体験をさせていただきました。そして、研究会や学会などに何回も参加させていただき、人前で話すのがかなり苦手でしたが、話下手がこの大学院生活で少し解消された気がします。 大学院生活で培った力をこれから先でも活かして頑張っていきます! 筆保研究室のみんなと先生に恵まれての研究室生活でした!本当にありがとうございました! また、お会いしましょう!



中村 望
「こんなはずじゃなかった。」
わたしの大学生活はこの一言に尽きます。

高校1年生の時、なんとなく訪れたオープンキャンパスでこの研究室と出会いました。 度々話題に上がる、当時通っていた塾の講師が入っている研究室だとは思わず、他よりも少しは興味あるかな程度で選んだ模擬授業でした。 しかし、初めて受けた先生の講義でわたしはまんまと気象学への興味を、そしてこの研究室に入りたいという気持ちを植え付けられました。 研究室のブログはほぼ全て読み、研究室のホームページに載るアルバムページも度々見るほどだったので、 関わったことのない先輩方の顔もほとんど一方的に覚えています。完全にストーカー、怖い怖い。

それだけ熱がありストーカーじみたこともしていたのに、あくまで自分が入ることが目標だったので、 学部2年時のオープンラボも先輩たちの雰囲気など全く気にも留めませんでした。むしろ入るだけ入って、 周りとの繋がりは極力避けたい、そんな風にも思っていました。何故ならわたしが知っている 研究室の雰囲気と変わってきていると感じてしまったから。わたしが勝手に想像していただけかもしれませんが。

しかし、実際に入ってからというものの、長くいればいるほど先輩に対しても同期に対しても、そして後輩に対しても、 もっと深く関わりたいという気持ちや手を差し伸べたいという気持ちが芽生えるようになりました。 ドライな人間にしては大きな成長です。スカバで何時間も他愛も無い話をするのが好きになっており、 ここまで研究室一色になるとは思っていませんでした。

そのため、学部4年で卒業するつもりだったわたしを、お前は優柔不断だからと言って引き留めてくださった先生には感謝してもしきれません。 修士の2年間で出会った様々な人は、わたしの最終的な進路選択をするのにも大事な人たちとなりました。

4月からはメンバーがガラッと入れ替わり、研究室の雰囲気もまた大きく変わる年になるかと思います。 残るメンバーには互いに手を差し伸べる…までいかずとも、見守り合うことだけは忘れずに、より良い研究室生活を送ってほしいなと思います。

個人宛メッセージは直接お渡しする予定なのでこちらでは割愛させていただきますが、4年間でわたしと関わってくださった全ての皆様に感謝申し上げます。

それではまた。



水野 凛
2年間にわたり、筆保先生やメンバー、そしてサポーターの皆さんには大変お世話になりました。 おととしの4月に配属になったと思ったらあっという間に先輩方が旅立って行き、 後輩が入ってきたと思ったら今度はもう自分たちが抜ける番です。本当にこの2年間は時間が経つのが早かったです。

登竜門観測で大金をはたいて箱根に登ったにもかかわらず最下位だった時は、 自分の気象の知識のなさを感じました。しかし、そこから和田さんのマッスル道場や清原さんの研究サポートのおかげで、 気象や天気という大きなスケールのほんの一部ですが、他の人よりは確実に詳しくなれたと感じています。

研究室にいる時間自体は他の5人よりは少なかったと思います。そんな中でも、 研究室のメンバーにはたくさん助けてもらいました。特に山内さんには3年生のうちから頼りっきりだったと思います。 4年の終わりになって新しく入ってきたメンバーたちに自分が研究の引き継ぎをする時に、 あの内容を他人に教えるのは結構大変なことにようやく気づきました。 山内さんが僕に教える時もかなり手を焼かせてしまったんだろうな、と今になって感じています。 そんな僕に突然の電話やLINEを含めて対応してくださったこと、とても感謝しています。

最後に、筆保先生にはかなり手間をかけてしまったと思いますが、最後までご指導いただきありがとうこざいました。 普通の大学の研究室というと研究内容の指導が多くの割合を占めるのだと思いますが、 先生にはその他のこともたくさん教えていただいたと思っています。 運がよければ先生の専門分野にこれからも触れることになるかもしれません。 その時に今とは違う立場でまたお会いできるように頑張りたいと思います。

この研究室に入れてよかったです!ここに書けなかった先輩や同期、後輩のみんなも含めて、 2年間本当にお世話になりました。
いつかまた会いましょう!



2018年度

赤木 由布子
この研究室に配属になってからの2年間、研究室のメンバーのみなさんには大変お世話になりました。ありがとうございました。
研究室のメンバーは本当に個性的な人ばかりで、3年生の春、この方たちと仲良くなれるのだろうかと不安に思ったことを覚えています。お前が言うなと言われそうですが(笑)「空が好き」という共通点で集まったメンバーとこんなにも楽しく研究生活を送れたことが感謝でしかありません。

すごく研究に対してストイックで、パソコン、技術系のことはお任せの加瀬さん。加瀬さんがいなかったら私の研究は進んでいませんでした。大変な時に気遣ってくれるバレーボール大好きな佐久間さん、真面目な話も中身のない話にも付き合ってくれた優しい辻さん、本当のお姉ちゃんのようだった強くて優しいのぞみんさん。夜の帰り道、たくさんお話しましたね。ダルがらみにも付き合ってくれる優しい水野くん、学ぶことにすごく一生懸命で鋭い視点を持った加藤くん、がやっこで大変でも明るいしばさき、私の間違いを指摘してくれる頼もしいあーちゃん。先輩後輩のみなさんには、感謝してもしきれません。ありがとうございました。

そして、同期の3人。力業ならめんそ、まとめ役ならめんそ、歌にのってくれるのはめんそ。頼りっぱなしでした。しっかりしてるけど、抜けてるとこもある学会発表お手の問のかなたく。かなたくがいる安心感は大事でした。よきライバルであり、部活仲間のあずま。いろいろ土壇場で助けてくれたね。同期がこの3人だったからこそ、楽しく研究生活を送ることができました。ありがとう。

最後に筆保先生。2年間、たくさんたくさん迷惑をかけてしまいました。大学生にもなって真剣に叱って頂けたこと、本当に感謝です。最後までとことん付き合って下さり、ありがとうございました。先生の今を大事にする考え方に憧れて入った研究室で、予想もしていなかった将来を決めることになるとは思ってもみませんでした。就活の時、先生に応援して後押ししてもらえたこと、嬉しかったです。気象の楽しさ、研究の面白さを教えて下さり、本当にありがとうございました。また、岡山で会って下さいね!

筆保先生とこのメンバーが居たからこそ、今の私があります。本当に本当にありがとうございました。この2年間を糧にこれから違うステージで頑張っていきます!また皆さん、会いましょう!!!ありがとうございました!!



東 厚志
研究室のみなさんに支えられここまで終わらせることができました!本当にありがとうございます。卒業時のコメントとして、みなさんに感謝の言葉を残したいと思います。

まずは、後輩たち。
「加藤」は最後まで生意気なやつでしたが、研究や自分の進路に対してまっすぐ向き合っている姿に刺激をもらっていました。少し不器用ですが、ハイスペックだなと思ってました。 「しばさき」は仲良くなるのに時間がかかったものの笑顔で話しかけてくれるいい子です。いつもマスクありがとう。あと、手作りクッキーがめちゃくちゃ美味しかったです。メイド喫茶も楽しかったですね。 「あーちゃん」はよくしゃべる不思議な子だなと思ってましたが、誰よりも真面目で、研究熱心な子だとこの1年間でわかりました。なかなかいないキャラなので貴重です。 「水野くん」は個性が強く、曲げないところは自分を貫くところは彼のいいところです。あと、ぜひ筋トレをしてムキムキになってほしいと思います。ただ見たいだけです。 色々な個性を持っている、元気な後輩たちが来てくれてよかったです。

次に先輩方。 「加瀬さん」は何事にも一生懸命で、手を抜かないところに尊敬しています。百葉箱もほぼ加瀬さんの力で、最後まで作り切ってもらったことは忘れません。 「佐久間さん」には、夜中までゲームを交えて卒論に付き合ってくれました。真面目で誠実で、教育に対して一番真剣な姿は心から尊敬しています。 「望さん」には同じ観測としてたくさんアドバイスをしていただきました。最後らへんは少し怖さも垣間見えましたが、こんなに優しい人がいるのか、と思うほどに親切な対応をしていただき、本当に感謝しています。 「辻さん」はどんな冗談を言っても笑顔で答えてくれて、優しかったです笑なかなか先輩でこんなに親しみが持てるのも珍しいなと思えるほど、接しやすく話やすかったです。色々と相談に乗っていただきありがとうございました。 優しい先輩方に恵まれて本当に幸せでした。

最後に同期と先生。 まずは、「かなたく」。一番仲がよかったと思ってます。わからないことも聞いたらちゃんと答えてくれるし、なにより優しいです。こんないいやつはなかなかいません。太っているいじりもたくさんしました。事実ぽっちゃりしています。ただこのいじりは痩せて健康的になってほしいからこそのいじりです。愛の鞭だと思ってご了承ください。 続いて、「めんそ」。めんそがいなかったら僕らの学年はどうなっていたかわかりません。いつも仲介役を買って出てくれる頼もしいリーダーです。また、勉強熱心なめんそはよく残って学習していました。何回めんそに頼ったことか数え切れません。パワー系のいじりをするのが意外と好きなやり取りです。大学院でもぜひ頑張ってほしいです。無理しすぎずに。 そして、「あかぎん」。あかぎんには笑いと明るさをもらいました。先生と話していたのですが、本当に彼女はジョーカーです。天然というか真面目というかよくわかりませんが、めちゃくちゃ面白いです。同じ観測としてよきライバルでしたが、あかぎんがいなかったら、こんなに研究室で自由に楽しめてなかったと思います。お互いを褒めてあげたいです。ありがとう。

最後は、「筆保先生」。先生には最初から最後まで迷惑をかけっぱなしでした。たくさん怒られたし、たくさん反省しました。でもその一つ一つに学びがあり、成長できたと思っています。人の欠点をそのままにしておくことは簡単ですが、変えることは難しいと思います。それをしていただいたことに本当に感謝しています。また、日々変化し、100%で予想することのできない気象の世界を教えていただいたことにも感謝しています。今までありがとうございました!

最後になりましたが、この研究室で本当によかったと心から思います。 ありがとうございました。これからも応援しています!


金崎 拓郎
高校3年生の時にYahoo!知恵袋を見て、筆保研究室に入りたいと思ってから約5年が経ちました。もう自分が卒業だと思うと不思議な感じがします。

 筆保研究室ってどういうところだろう。筆保先生ってどういう人だろうって思いながら過ごした大学1年生。筆保研究室に入れるように頑張った大学2年生。憧れの筆保研究室に入れた大学3年生。筆保研究室でたくさんの経験をし、卒論を頑張った大学4年生。

 自分の大学生活を振り返ると、いつも筆保研究室があります。

 研究室にいることが出来たのは2年間でしたが、本当にたくさんの思い出をもらいました。最初は怖かったけど、だんだん仲良くなれたかせさん。優しく面白い嵐のように過ぎ去ったはやおさん。夜の強敵、大富豪の佐久間さん。実はゲーマー、ソファ大好きで優しいのぞみさん。みんなの愛されキャラ、いじりがいのある辻さん。優秀中の優秀、壊れると面白い加藤くん。実は真面目でなんか可愛い水野くん。世界観がやばくてムードメーカーあーちゃん。パンめちゃ持ってくる次期女帝しばさき。本当に大好きな先輩、後輩です。
 そして、3人の同期には本当にお世話になりました。僕らのリーダー、パワー満点のめんそ。顔がかっこいい、スマート、ポンコツのあずま。一番のぶっ壊れキャラ、ツッコミどころだらけのあかぎさん。この3人が同期で本当に良かったです。この3人だったからこそ、こんなにも思い出たくさんの研究室生活を送ることが出来ました。本当にありがとう。
 最後に筆保先生。2年間大変お世話になりました。たくさん迷惑もかけてしまったし、上手くいくことばかりではなかったですが、それでも熱く指導をしてくださり、様々な研究会や学会に連れて行ってもらい、本当に貴重な経験をさせていただきました。高校から憧れていた研究室の先生のもとで勉強させていただくことはとても幸せでした。先生と仙台で飲みに行き、たくさん話したことは本当に楽しかったです。また、飲みに行って、たくさん話したいなと思います。

思いを書ききれないほど、名残惜しいですが、僕は次のステージで頑張っていきます。 本当にありがとう!そして、これからもよろしく!!



加瀬 紘熙
学部3年から修士2年まで、4年間という長い間、本当にありがとうございました。筆保研究室との出会いは、学部2年の時に開かれた卒論発表会でした。いろいろな分野の発表を見ている中で、山崎先輩の台風シミュレーションの卒論を聞きました。そこで、感じたことは2つ。1つ目は、教育学部にも関わらず、強い情報系。2つ目は、気象分野の研究の面白さ。上記した2点から、教育学部なのにもかかわらず、気象の面白さを情報系から攻めている筆保研究室に心が踊らされました。そこで、3年以降は筆保研究室で勉強がしたいと思いました。いろいろな困難を経て、研究室に入ることができました。本当に感謝しています。

研究室メンバーは、個性豊かな人が多く、毎日が楽しかったです。特に、学会等の発表前の追い込みでみんな死にそうになりながら成果を上げることは楽しく面白かったです。また、たまたま集まったメンバーでしょうもない話をし始めて気が付いたら朝になっていたことは、昨日のことのように思い出されます。

研究内容としては、学部では百葉箱の設計から始まり観測までしました。飲み会の翌日早朝からの観測では、みんな眠そうな顔をしながら手伝ってくれました。アイスの差し入れ嬉しかったです。修士では、当時流行り始めたAI系の研究をすることになりました。北本先生との出会いを設けていただき感謝です。当時、未開拓の分野で何をするにしてもわからないことだらけでしたが、理解が深まっていくことが面白かったです。

関わった先輩・同期・後輩にはそれぞれ思い出がありますが、すべては書ききれないので割愛させていただきます。情報系で悩んだ時に支えてくれたり研究へのアドバイスをしてくださった先輩方、辛い時期を共有し助け合った同期、修士2年で同期がいなくなった僕の体調や生活面を気遣ってくれたり楽しい時間を提供してくれた後輩のみなさん、本当にありがとうございました。

筆保先生は、多くのチャンスを与えてくださいました。最後まで楽しく研究をできたのも、筆保先生のおかげだと思います。今後は、RPA系のベンチャー企業で働きます。研究室で学んだことはすべて活かしていきますので、よろしくお願いいたします。4年間本当にありがとうございました。

それでは、またいつか会いましょう!さようなら!





2017年度

宮崎 駿
3年間大変お世話になりました。

筆保研究室に入ろうと思ったきっかけは、2つあります。1つ目は、漠然とパイロットになりたいと考えていて、そのために必要なことを学ぶことができること。2つ目は、理系学部にも負けないような研究をしたかったことです。

この3年間を振り返ると、研究に夢に打ち込むことができ、研究室に入った目的も達成できたのかなと感じています。これもひとえに筆保先生をはじめ先輩、同期、後輩に支えられ、助けていただいたおかげです。本当にありがとうございました。特に、研究の面では学会や台風研究会で様々な場所で発表をさせていただいたことがすごく良い経験となりました。

自分自身がパイロットになると心に決めたのは大学4年の就活後です。このまま就職して良いのか?と悩んでいる時、無意識に空を見上げている自分に気づきました。そんな魅力のある場所をやっぱり自分の職場にしたいと思い、諦めがつくまで夢に挑戦しようと決意しました。筆保先生には、空を見上げる機会を多く与えてくれ、夢を後押ししてくれたこの研究室に入れていただいたこと、自分の夢を応援し、背中を押していただいこと、本当に感謝しています。ありがとうございました。

今後は航空大学校に入学し、約2年間の訓練に入ります。エアラインのパイロットとして働くことができるのはまだ少し先のことですが、夢へのスタートラインには立つことができたので、一生懸命訓練に励みゴールまで走りきりたいと思います。

3年間本当にありがとうございました。




小林 直弘
3年もの間、筆保研究室で過ごすことができました。感謝の気持ちでいっぱいです。 「そらの研究室」。最初はそれ以外よくわかっていなかった筆保研究室。でも、先生に教わり、メンバーに面倒を見られ、「研究」にふれ、人のよさ、この世界の奥深さを実感しました。当たり前だった「天気」を「研究」するということは初めての経験でしたが、シミュレーションや解析、教育現場での実践、自分よりはるかに上を行く研究者との関わりなど、充実したページが、何枚も何枚も積み重なりました。

本当に筆が進まなかった卒業研究…先輩方、同期、後輩、その周囲の人々、そして何よりも先生、…。本当に多くの方々に助けていただきました。院生になり、別の研究をイチから始めても、みなさんは気にかけてくださいました。感謝してもしきれません。助けてもらったばかりだった3年間。Teamありきの毎日でした。
何気ない夕方16時の第2研究棟屋上。先生が笑いながら西日を指さしていたこと、先輩が建物の陰に幻日を見つけたこと、後輩が頭上の彩雲に気づいたこと、いい思い出です。冬の氷でできた雲が好きだったなあ。

学んだことや、最後の1年やりたいことをさらに活かし、自分のレベルアップにつなげるため、このたび、研究室を去ることとなりました。先生、後輩の皆さんには、申し訳ない気持ちですが、悔いの残らない1年となるよう努力します。筆保研究室で過ごした日々を忘れることなく、この3年間で得たものを失うことのないよう、精進を重ねていきます。本当に、ありがとうございました!





2016年度

山崎 聖太
研究室に入ったきっかけは、大学1年生の秋学期に受講した「気象学入門」です。受講する1ヶ月ほど前、自らの出身地である和歌山県南部が2011年台風第12号により大きな被害を受けました。「帰省し自分も貢献したい」と考えていましたが、当時は入院直後だったこともあり、体力的にも時間的にも難しい状況でした。そんな中、講義を担当している先生が「台風の研究者」であること。理工学部でなく、自分の所属する「教育学部」の所属であることを知り、「卒業研究にはこれしかない!!」と本研究室を希望することに決めました。

 実際に所属してからも、優しく面白い先輩方に恵まれ、研究室に足を運ぶのが楽しみになりました。先生や先輩方からプログラミングを教えて頂いたときには、その魅力に取り憑かれました。3年生の時には、昼夜インターネットでバグを調べつつ、夢中でパソコンのキーを叩いた覚えがあります。大学生活で没頭できるものを見つけられて本当に良かったです。

 メンバー個々への言葉は、ここに書き尽くせないため割愛させて頂きますが、ひとまとめで感謝を述べさせて下さい。同期には本当に支えられました。後輩たちには、とても楽しい時間を提供頂きました。サポーターの方々には気象の面白さを教えて頂きました。皆さん、心より感謝申し上げます。

 筆保先生は、僕を多くの研究コミュニティに連れ出して下さいました。最後まで研究が楽しく思えたのも、筆保先生のご指導を受けられたからだと思っています。今後とも研究に励んでまいりますので、よろしくお願いいたします。4年間、本当にありがとうございました。

 これからも先生のご指導のもと、メンバーが研究生活を楽しく過ごせる、あたたかな研究室が続くことを心より願っています。それでは皆さん、さようなら!!





奥村 政佳
僕の人生を語る上で、ラッキーだった。ということがいくつもあります。
その一つに、この研究室との出会いが加わりました。
37才での入学、フルタイムの保育園勤務と週末の音楽活動、そして幼稚園教諭免許取得のためのもう一つの学校へ行きながらも、修士課程を2年で修了することができたこと。
これもひとえに「ふでけん」と出会い、皆さんに支えてもらったことに尽きます。

この2年間に僕に関わってくれたすべてのメンバー、一人ひとりが本当に大切な存在で、誰が欠けてもこのチームで過ごした時間は語れません。去年隣の机でよく一緒に帰ったモリソンさん、研究室の陽だまりのような存在のりっぴさん、唯一の同期、聖太の色々なサポートには本当に助けられ、励まされました、一緒にバスに乗って色々話したね。Jrプロジェクトの時に子どもに一番寄り添っていたこばにゃん、いつも明るく頑張っているはやお、論文時期にはお互い励ましあったはるな、コツコツした仕事ぶりのりまは、研究室の土台を支えてくれました。会った初日から僕のツボだったたまけん、持った器用さと実直さ、かせちゃん。優しいお姉さん肌ののぞみんと、超気遣いのできる男さくまには、来年からの後輩も安心して任せられます。みんなが居たから、今の僕があります。ほんとうにありがとう。

最後になりましたが、筆保先生には公私ともども大変お世話になりました。早朝や深夜にメールを送っても必ずお返事を頂けることは、社会人学生という立場の僕にとってはとても心強いものでした。また、家庭を持ち、様々な学校業務をされ、自身の研究もありながらも僕を含む研究室メンバーに対して熱心な指導をされる姿。たくさんの「やりたいこと」に向かって次々と突き進み、たとえ失敗しても挫けた姿を見せず、前向きに進む先生の姿勢はこれからの僕の人生においても大きな理想の一つとして刻まれるでしょう。

しかし、ひとつ注文をするならば、もう少し身体を労わってあげてくださいね。2歳下が言うことではありませんが、そろそろ先生もいい年です。家庭、学校、研究室の学生と、倒れたら困る人がたくさん居るのですから。人間ドッグは忘れず、サボらないように。

TeamSORAのみなさま、本当に有難うございました。これからも、よろしく。



塚本 莉麻
研究室希望調査票の第一希望に筆保研究室、と書いてからもう2年が経ったのかと思うと、大学生活というのは本当にあっという間で、まだまだ学びたいことも多く。今は名残惜しいという気持ちで一杯です。

大学に入ってから、専攻や研究室といった大きな選択をする場面がいくつかありました。私の場合は国語科専攻か理科専攻かで迷い、また理科教育か気象学かで迷いました。そんな選択肢の先の筆保研究室で、そんな中の卒業だと思います。今でもこの選択が客観的に見て良かったのかは分かりません。私は理科より国語が得意で、先生になりたいと思っていた学生だったから。けれど、理科が大好きで、筆保研究室へ入ってみたいと思ったのも同じ私です。この研究室での2年間は、そんな自分自身の選択が間違っていなかったと感じさせてくれました。何にでも好奇心いっぱいの先生に、頼れる先輩、一緒に頑張って行ける同輩。今年は可愛い後輩も出来ました。今まで触れてこなかった気象学は何もかもが新鮮で楽しくて、暑い中や寒い中の観測もこの研究室だからこそ楽しく出来たんだろうと思います。夜まで皆で学生部屋に残って、作業や研究をしながら雑談をする、そんな時間が掛け替えのない、とても大事な時間でした。

そうして、私の好きなものの中に「空」が増えました。本当は、空じゃなくて「筆研」なのかもしれません。でも、この研究室で学んだことや面白かったことを、これからたくさんの子供たちに伝えていけるのがとても楽しみだという気持ちがあります。

「好き」という気持ちがあれば、その気持ちを伝えたくなる。魅力があって、それを理解しているからです。そして、魅力を知っている人の語る言葉は一層魅力的です。筆保先生の講義だからこそ、私は「空」に惹かれたのだと思います。そして、「好き」という気持ちは伝播して、子供たちに、その友達に、周囲の人々に伝わっていくのです。


夢叶って教壇に立つことになった今、「好き」をたくさん持っている先生に、私はなりたいと思っています。私という人間を豊かにしてくれた筆保先生、研究室の皆さん、本当にありがどうございました。この先も神奈川の地に居ます、いつでも声をかけて下さい。

皆さんが夢と目標に近づけるよう、陰ながら応援しています。 私の夢を、皆さんが応援してくださったように。





玉井 健太郎
筆保研究室との出会いは3年の夏、先生の気象学入門の授業でした。

数学の授業をなんとなく受ける生活を送っていた僕にとってそれは、小学生の時の卒業文集に書いた"気象予報士になる"という夢を思い出させてくれました。
この運命的とも思える出会いから1年後、Team soraの一員となり、僕のふで研生活が始まりました。
先生や先輩方に研究のための技術を教わりながらきのうできなかった新しいことが出来るようになっていたり、非常に刺激的な時間を過ごさせていただきました。
毎日の空観測やブリーフィング、パイバル、百葉箱製作、フットサル、富士山登山など、みなさんとの楽しい思い出は数え切れません。
こうした素敵な思い出を作ることができたのは、僕を研究室に招き入れてくださった筆保先生、暖かく迎え入れてくださった先輩方、同期のおかげです。 みなさんには感謝の気持ちでいっぱいです。
来年度からはこの研究室を離れて、別の地で研究をすることになりましたが、同じ世界なので今後もみなさんと何かとお世話になる機会があると思いますのでそのときはよろしくお願いします。

ここで過ごした2年間を誇りに持ってこれから研究生活、そしてその後のまだ見えぬ自分の人生頑張って行こうと思います。
それではさよならー!



小泉 陽菜
2年間という短い期間でしたが、大変お世話になりました。

どの研究室に入るか迷っていたとき、自分が楽しいと思えることをしたい、と最終的に筆保研究室に決めました。勉強はできる方ではありませんでしたが、理科が好きで、空を見ることが好き。そんなちっぽけな理由でしたが、研究室にあたたかく迎え入れてくれました。この研究室で気象学を学べたことはとても嬉しかったです。

研究室で過ごした日々は、非常に充実していました。研究室にメンバーが揃うと笑いが絶えませんでした。しかしながら、苦手なことに向き合うことも多かったように思います。ですが、研究室の先輩や同期、後輩に恵まれ、みんなが助けてくれました。筆保先生は自由奔放な私を最後まで指導してくださいました。みなさまに感謝の気持ちでいっぱいです。

卒業後は日本を離れ、海外で生活します。世界は広いですが、SORAメンバーであることに変わりはありません。もし寂しくなった時は、空を見上げてがんばろうと思います。

2年間本当にありがとうございました!また会いましょう!



2015年度

森山 文晶
学部3年の春に研究室に居候させていただくことになって以来、早4年が過ぎてしまいました。もともと気象の勉強がしたいと思って受験した今は亡き地球環境過程でしたが、気象の先生は僕の入学と同時に入れ違いで退官されてしまいました。そんななか、その後に研究室の同期となるりっぴの暗躍と筆保先生や大谷先生をはじめとする地球環境・学校教育両課程の先生方のお力添えにより、希望していた通り気象を学ぶ機会を頂くことができました。

ふで研での4年間はとても濃い時間が流れていました。愉快な同期にも恵まれ、研究室はいつも笑いにあふれていました。あまりに笑い過ぎて隣の研究室の先生にさすがにうるさすぎると叱られるほどでした。でも、後輩達も「笑い過ぎてまた怒られるんじゃないか」とひやひやするくらいによく笑っているので、ふで研がそんな雰囲気の研究室なんだと思います。きっと怒られたのも僕らのせいじゃない研究室の雰囲気のせい。

まだ研究室のメンバーになって間もない頃のある日の夕暮れ時のおはなし。研究室では定点カメラが常時見られるようになっているのですが、当時の修士2年の先輩が「夕日がきれいだから、ちょっと見に行こうよ」と研究室のメンバーに声をかけました。すると他の先輩方もカメラの映像を見て「本当だ。見に行こう」となって、結局みんなで夕陽を見たという出来事をよく覚えています。僕は中学校の理科で習って以来、気象に大変興味を持っていましたが、そらの不思議や感動を誰かと共有できたのはこの時が初めてでした。そのときに「本当にこの研究室には入れて良かったなぁ」としみじみ思ったのでした。

研究室は楽しいばかりのところではありません。僕は4年の夏に病気をしたこともあって、苦しかったことも何度もありました。卒論の中間発表の準備期間は10月に退院してからの1ヶ月間だけでしたし、その後も卒論提出・卒論発表と休む暇なく過ぎていきました。筆保先生を初めとする研究室メンバーの協力もあり、なんとか大学4年間で同期みんなと一緒に卒業することができました。しかしそのおかげで卒論シーズンは顔から足まで全身に発疹ができてしまいました。発疹は春にはおおかた治りました。

学部生を卒業し、修士では居候ではなく正真正銘、ふで研のメンバーになることができました。また、修士は研究者としての巣立ちの2年間でした。修士論文ではこれまで筆保先生が扱ったことのない「将来気候」の研究を、来年度からお世話になる東京大学の芳村准教授のご指導の下で研究しました。先方になんとなく聞きづらいこともあって研究が進まずに悩んでいたとき、筆保先生はなんとか励まそうと鼓舞してくださいました。僕は励ましよりも具体的な解決策が欲しかったのですが、なんとか学会発表を行ない、修論も書き終え、東大への進学が決まり、みんなと一緒に修士課程を2年間で終えることができました。修論では発疹は出ませんでした。

人生は楽しいことばかりではありません。苦しいことも多いです。卒論も苦しいでしょう。それはどこでも変わりはないと思います。でも、そんな苦しいことでも乗り越えられるなにかがこの研究室にはあります。おそらく筆保先生のバイタリティーにあてられてこの研究室の一員になったメンバーそれぞれが放つナニカ。ふで研での経験は将来どんな道へ進もうとも必ず糧になるものです。そんな研究室に4年間も居られたことは大変幸せなことでした。

ふで研での経験を糧に、これから研究者のたまごとして頑張っていきます。4年間本当にありがとうございました。



森田 隆之
2年間という短い間でしたが、筆保研究室で過ごした日々は私の大切な宝物です。
人生において「研究室に所属する」ということが初めての経験でしたが、この研究室を選んで本当に良かった、自分にとって最高の研究室だった、心の底からそう思えるほど暖かい環境の中、充実した時間を過ごすことができました。それもTeam SORAの学生、そして筆保先生が優しく楽しく接して下さったからだと感じています。

特に卒業研究の時期は、観測の際にメンバーの皆さんに大変お世話になりました。私の卒研のFARO観測はかなり体力勝負なもので、とても大変だったのですが、先輩方も同期・後輩たちも一生懸命取り組んでくれました。とても助かりましたし、皆さんが自分のことのように協力してくれることが本当にうれしかったです。
また、普段の生活でも、「こいつ常にしゃべってんじゃないか」というぐらい雑談ばかりしていた私でしたが、皆さん相手をしてくださり、いじられキャラで欲しがりな私をしっかりといじってくれました。おかげ様で毎日楽しい研究室ライフを送ることができました。

大学を卒業し、研究室を去ってしまいますが、筆保研究室で過ごした日々はいつまでも私の心に残り続け、これから先もSORAメンバーであることは変わりません。このご縁を大切にして、2年間で学んだこと、体験したことを糧に、これからTeam SORAの一員になるであろう後輩たちに「筆研卒業生はすごいんやぞ!」と胸を張れるような立派な社会人になりたいと思います。最後になりましたが、2年間お世話になり本当にありがとうございました!!



熊澤 里枝
筆保研究室で充実した4年間を過ごすことができました。
振り返ってみると、あっという間だったように思います。

研究室での思い出はいろいろありますが、「気象を通じて沢山の人に会えたこと」が一番大きな財産だと思っています。
筆保研究室の先輩、後輩、同期はもちろんですが、他大学の学生や研究者の方々との出会いが私には刺激的でした。
特に、修士の2年間はアクティブに過ごさせていただいたと思います。

学会や研究会があったら、行ってみましょう。日本中のトップレベルの研究者と気象好きな学生に出会えます。
船観測のお話をいただいたら、二つ返事で応じましょう。横浜ではできない体験ができます。
海外に行く機会をいただいたら、飛び上がって喜んで行きましょう。外国でも同じように気象好きで、自分の研究に誇りをもって過ごしている学生達を目の当たりにできます。素敵な観測技術者さんにも出会えます。 気象予報士の資格を取りましょう。本業はバラバラでも、「気象」をキーワードにあらゆる世代の人達と交流できます。特に”研究”だけではなく、市民への”情報伝達”について考える機会が多くなると思います。あと、学会にはいない気象好きな学生に出会えます。

気象を通して出会えた方々と、これらの出会いを導いてくださった筆保先生に、心から感謝いたします。
私は元々人見知りが激しく、「知らない人達の所に行くのはちょっと…」っていう性格だと思っていますが、大学に入ってからは”行動すること”を意識していました。 まだ学生です。失うものはありません。「まず、飛び込む」を意識することをおススメします(私もまだまだですが)。

4月からは学生ではなくなってしまいますが、いろんなことにチャレンジする社会人になりたいと思います。
行動した結果、素敵な出会いと体験があることを、学生生活で学んだので。

今後も空を見て過ごしていきたいと思います。
4年間本当にありがとうございました。またお会いする日を楽しみにしています(^^)



2014年度

吉岡 大秋
同じ大学で6年、同じ研究室で4年を過ごしました。
中学校や高校よりも長い時間を同じ研究室で過ごしました。びっくりです。
ずっとこの研究室にいるんだろうな…と思うくらい、この研究室では良い先輩後輩同期に囲まれて、素敵な空間だったと思います。
筆保研究室に入って、幸せなことにこの年齢で新しい夢を持つことができ、その道を選ぶことにしました。

特に、修士の2年間は、ほんのさわりの部分だけかもしれませんが、研究とは何か、と向き合った時間でした。
研究室にいるだけではなく、船舶観測、学会発表、研究者や他大の学生のみなさんとの交流…筆保先生や研究室メンバーに作っていただいたたくさんのイベントが、全てその時間だったと思います。

正直しんどいこともあると思いますが、少なくとも卒業するまでは研究を続けてください、全力で。
研究は、将来それそのものを生業としなくても、その経験は自分と向き合う手がかりになると、僕は信じています。
こういう視点が好きだ、このやり方は得意だ、その勉強はしていないから分からない…etc
とりあえずゴールまで駆け抜けないと、見えるものも見えなくなるし、身につくものも身につかないと僕は思っています。

自分もまだまだなので、もう少し走って行きたいと思います。
いつか独り立ちして、筆保研究室の何個下かの後輩に偉そうに思い出を語れるよう、精進して行きます。

また、必ずどこかでお会いしましょう。
4年間、ありがとうございました。



舛田 あゆみ
筆保研究室で4年間研究生活を送りました。学部での2年、修士課程での2年、其々に思い出があり、とても充実した日々を過ごすことができました。関わってくださいました多くの方々に心から感謝申し上げます。

この4年間は回転水槽と共にありました。私が研究室へ配属される直前に、筆保先生が福井県立大学の田島先生から譲り受け、装置が研究室に設置されていました。小さなころから回るものに興味のあった私は、あまり深く考えずに回転水槽を研究対象に選びました。その選択が、この4年間にこんなにも大きな影響を与えてくれるとは思いませんでした。

 水槽実験は1940年代に考案され、既に多くの研究が成し尽くされ、IT化という時代の波に乗り切れず、存在はするものの今更研究をする人はあまり存在しない、ある種廃れた実験でした。装置で波動を発生させるための準備にかかる手間暇、実験ノウハウ、装置の様子に気を配りながらのメンテナンス、などなどのんびりじっくり研究に時間を費やす環境と人がなければなかなか続けることが難しいためです。私も多くの実験を繰り返す中でこのことが身に染みました。実験条件を少しずつ変えながらただひたすら実験を繰り返すことを、終わりの見えない戦いのように感じたこともありましたが、4年間をかけて実験と解析を進めたことで得られたことも本当に多くありました。まず一つ目は、多くの出会いです。今や日本で最も回転水槽に詳しい福岡大の乙部先生。実験を誰よりも面白がり、発生する複雑な波動について様々な角度から思考する姿にとても感動しました。また、実験の様々な苦労や面白さを共有することのできる先生が表れてくださり、本当にうれしく思いました。京大の酒井先生や、余田先生、東大の新野先生や伊賀先生。私が回転水槽の研究していなければ、直接お話をすることなど叶わない先生方に発表を聞いていただくことやコメントやアドバイスをいただくことができました。水面運動の定量化の際には、横浜国立大学工学部の西野先生を始め西野先生の研究室の方々が見ず知らずの私のお願いを聞き、とても親切に対応してくださいました。修士2年の夏には、水槽を作られた田島先生と一緒に液晶を使った実験を経験することもできました。即席で実験器具を作ったりしながら、ああでもない、こうでもないと短い時間に多くの実験を実践した充実した2日間はとても記憶に残っています。また、何よりも回転水槽実験装置を研究室に設置するために奔走してくださり、多くの研究者の方々との出会いを与えてくださり、根気強く研究を見守ってくださいました筆保先生に深く感謝を申し上げます。

 研究をうまく進められず、行き詰ったことも何度もありましたが、その時々に先輩、同期、後輩の皆様に助けていただきました。特に、卒業された先輩方は、研究室を一歩離れたところから、適切なアドバイスを下さいました。研究を通して出会った多くの方々のお蔭で無事に卒業を迎えられることに心から感謝しています。

このご縁をこれからも大切にして、学んだことを活かして、社会人としての生活を充実させていきたいと思います。4年間、本当にお世話になりました。ありがとうございました。



中澤 竜太
筆保研究室で過ごす日々にも、終わりが来てしまいました。
筆保先生をはじめ、研究室の皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。
「役者」という夢を追う自分を、皆さんは広い心で受け止め、温かい目で見守ってくださいました。無理を言って、ご迷惑をおかけしたこともたくさんありました。それでも、皆さんは本当に協力的で、応援してくださいました。
そんなこんなで、毎日のように研究室で研究に打ち込めたのは、卒論の時期だけでした。それはほんの数ヶ月だったかもしれませんが、先輩方や同期、後輩たちと過ごした毎日も...屋上で見上げた空も...、徹夜した夜も...、きらきらと記憶に蘇ってきます。
配属が決まった当初から、研究室のアットホームな雰囲気が大好きでした。そんな大好きな環境で研究生活を送れたことが何よりも幸せでした。
4月からは、本格的に夢に向かって走り出します。期待も不安もありますが、1日でも早く活躍する姿を皆さんに見ていただけるように、さらに精進していきたいと思います。

2年間本当にありがとうございました。



内田 まどか
筆保研究室に入れていただいた2年前の春が本当に昨日のことのように感じています。

 全然研究室に寄り付かず、同期の中でも一番怠惰な私はおそらくみなさんを呆れさせていたでしょう!!(笑)しかしながら、先生をはじめ、尊敬できる先輩方や楽しい後輩、同期のSORAメンバーはそんな私にもとても優しく、暖かく接してくれました。

 今思うと研究熱心な皆さんを見ては、羨ましく感じ、自分のダメさに打ちのめされそうになるときもありました。しかし、何かわからないことがあると何時間でも教えてくれる周りの皆さんに支えられながら、なんとか2年間SORAメンバーとしてやってくることができたと思います。また、卒業論文シーズンには、発表で感じたことやアドバイスをたくさんいただきました。皆さんから頂いた沢山の言葉があったからこそ、最後までやりきることができたと思います。そして、この2年間筆保先生には大変お世話になりました!ホウレンソウもしっかりできない私でしたが、真剣に私の話も聞いて下さり、本当にありがとうございました。これから先、こんなにも暖かい環境にいたのか!!と身に染みることが多くなると思いますが、ビルの間から空をみあげつつ、ホウレンソウを忘れずに、奮闘していきたいと思います。本当にありがとうございました。





2013年度

廣瀬 駿
 修士1年の10月という時期に研究室を移ろうとした私を、受け入れてくれた筆保先生と研究室の皆さんに感謝しています。

 筆保研究室での1年半は、あっという間でした。  台風の卵を待ち続けたパラオ観測、台風研究の最先端を行く研究者の方々から刺激を受けた夏期大学や台風研究会、毎日のそら観測やブリーフィング…。

 研究室での一瞬一瞬において「気象、空って面白いな」と感じることができ、自分は幸せ者だなと思います。筆保研究室と出会わなければ、「歌って踊れる気象予報士になる」という小学生の頃からの夢を諦めていたでしょう。  一足早く3月から、私は北海道のテレビ局で気象予報士として働いています。覚えることがいっぱいで、なかなかハードな毎日ですが(笑)やっぱり、「気象が好きだな」と思えるので、楽しみながら仕事をしています。

 研究室で過ごした1年半を自信と心の支えにして、北の地でも頑張りたいです。筆保先生のように、気象と空の魅力を多くの人びとに伝えられるような人間になることが、私の今の夢です。



後間 理
大学生活の半分を筆保研究室で過ごし、もう2年経ってしまいました。

初めは研究室に行っても何をすればいいのか分からず戸惑っていた日々でしたが、レインゴーランドの測定方法や、空観測の方法をはじめ、徐々に先輩方が優しく教えてくださいました。

私の課題であったアナレンマという現象がなぜ起きているのかを考えているとき、先輩方や同期と模型を使って一生懸命考えたことがありました。疑問に思うことに対して、とことん議論し合ったり、教え合ったりできる環境にいられて本当に良かったなと思っています。

筆保先生はそのような環境を作り、尊敬できる先輩方や同期、後輩と巡り合わせてくださいました。気象について分かることのほうが少なかった私でしたが、今では前よりも空を見ることが好きになり、家族や友人に雲の名前を教えたりするようになりました。

筆保研究室はPay it forwardという言葉を大事にしていますが、先生やSORAメンバーから得た知識や、空の面白さを今度は子ども達へ与えられる小学校教員になれるよう頑張ります。
本当にありがとうございました。



廣瀬 友香
筆保研究室での2年間は、本当にたのしかった!
そして、卒業するのはとても寂しいです。

先生をはじめ研究室で出会った皆さんは、羨ましいほど魅力的でした。一緒にいるだけで前向きになれ、「頑張らなければ!」と感じられる皆さんと出会えた幸せを、今さらながらに噛み締めています! パイバル観測で早朝から夜遅くまで風船を飛ばしたり、毎日屋上で空を眺めたり、実験室で皆でおしゃべりして笑ったり、1日中パソコンをいじったり…

その全てが楽しく、大好きな時間でした。 2年間、先生にはたくさんのご迷惑をおかけしたにも関わらず、お調子者で卑屈な私を最後まで見守って頂いたこと、心から感謝しています。 SORAメンバーの皆さんには、毎日たくさんの笑いとアドバイスを頂いたこと、心から感謝しています。

春からは、福岡市で小学校教諭として働きます。正直今は不安でいっぱいですが、自分の決めた地で自分の決めた職を、精一杯全うします!楽しみます!!

最後に…

全国で頑張るTeamSoraのメンバーと出会えて本当に幸せです。心が折れそうになっても、頑張る皆の姿と笑顔を思い出せますから。笑
お元気で。 また会いましょう(^-^)
ありがとうございました。




根来 都子
修了を控えて考える、これから筆保研究室で気象と仲良くなる皆様へ送る言葉

 2010年12月、気象予報士会という、予報士の学問探究+親睦の場である会合で、筆保先生とお会いしました。横浜国立大学に新しい気象学研究室を作った就任1年目の准教授であった先生は、研究者であり、教員でもある立場で、学生にも気象の楽しさを伝え、ご自身も楽しもう!という、何か新しいものがどんどん溢れてくるような空気が伝わってくる人でした。

 「新しいもの」を生み出すためには、豊かな発想や既存の物事への疑問を感じること、自分が拓きたい分野への広い知識が必要です。私は大学を卒業して社会で仕事をしていく中で、知識や見聞を広げていことは出来ましたが、自分のしている仕事がどうしたらより社会に役立つものとして確立されるのか、その新しい手法や価値観を創造して実現していくことができずにいました。

 そんな中、先生と出会ってまず学んだことはただ1つ。好きな「気象」を思いっきり楽しもう!ということです。

 ワクワクすることから、前向きな答えは見つかる。答えなど求めなくても自分の吐く息を見つめるだけでも、そこに気象物理現象が起こっているのです。

 もちろんここは研究室。座学はもちろん、新しい知識を得るためにたくさんのコンピュータツールなども習得していきます。社会人として3年間研究室に通って痛感したことは、大人になればなるほど、得た記憶というのは深く自分の脳に浸透しないということ(涙)。おまけに時間の制約も生まれ、どうしても生活のためには学問の優先順位を落とさざるを得ませんでした。

 大学生活はアルバイトや新しい友人関係など楽しいこともたくさんあります。 その中でも、いちばん価値のあることは、時間のすべてを自分の興味の学問に充てられることだと、はっきり断言できます。この時期に覚えたことは、人生の基盤となり、強みとなり、自分を輝かせる自信にもなります。

 筆保研究室は、自分の持っている意欲という発奮材を10倍にも100倍にも大きくできる研究室です。自分が限界だと感じる、その先の領域まで踏み込める場所と思って、エネルギーをぶつけてください。物理法則では解きようのないエネルギーとなって自分に戻ってきます。

 最後に私個人の思いですが、以上のような学生生活を送りたかったな、ということです。そんなことばかり呟いてもこれ以上意味はないので、抱負を。社会人として、必ず修士課程を過ごした日々を役立て、社会に貢献していきます。



2012年度

松下 嗣利
私が入学したときには無かった気象学研究室で大学生活の終わりを迎えていることをとても不思議に感じています。

中学校時代に気象通報と出会い、毎日聞いて天気図を作成していた私でしたが、高校に入ってからは、徐々に気象に触れる機会は少なくなっていきました。そんな私が大学2年生になったときに筆保先生がこの大学に着任され、気象研究室ができました。5年ぶりに気象の授業を受けて、私は忘れかけていた気象への興味を取り戻し、気が付けば、気象研究室に入っていました。

研究室生活はとても充実したものでした。特に、気象について真面目に議論する機会が今までにほとんどなかったため、一緒に真剣に考えてくれる先生・仲間がいるということはとても心強く、ありがたかったです。私の研究が研究室全員でデータを取るものだったこともあり、「仲間」という意識は他の研究室メンバーより強いと思っています。

しかし、研究は順風満帆というわけではなく、私と先生や仲間との間にある研究に対する熱意の差や考え方の違いにイライラしたり悩んだりしたこともありました。ですが、その経験があって、自分の気象に対する見方や考え方の幅が広がったのだと感じています。自分に同調してくれるだけの先生や仲間しかいなかったら、ここまで成長はできなかったと思います。

研究室に入って間もない頃まで、「『研究』は非常に専門的であり、一人で成し遂げなければならない」と思っていました。今研究を終えて、確かに、最終的に論文として書き上げるのは自分1人でやらなければならないことでしたが、頂いた多大な助言・協力・叱咤激励をなくして今回の卒論の完成はなかったと強く感じています。私の研究に関わって頂いた全ての皆様に御礼申し上げます。



曽屋 愛優香
筆保先生と出会って、3年が経ちました。

先生と出会った頃の私は、まさに生き廃れた屍のような存在でした。研究室を選ぶにあたり、「卒業まで付き合っていける先生を選びたい」という何とも不甲斐ない基準を持っていました。気象に対して特別な志を抱いていたわけではない自分でしたが、先生に拾い上げていただきました。この点に関しては、他のメンバーに申し訳がありません。

筆保先生は、天井を突き抜けた天真爛漫さと、無限の野望を持った方でした。とても自分とはかけ離れた存在だと思いました。しかし実際は、「いつか『神奈川のお天気』という本を出したい」という野望が、なぜか身近に感じられる、素朴で遠い“空”のような存在でした。

意志薄弱で卑屈な自分に対して、先生は無限の信頼と期待を注いでくれました。何度となくその信頼と期待を裏切る自分に対しても、それは私の卒業まで変わることはありませんでした。それはきっと2012年の忘年会で語られた「環境は大事だけど、それ以上に、一人一人を大事にしたい」という思いからだったのだと、勝手に解釈しています。

そんな先生は、私に愛すべき同期と、素敵な先輩・後輩、その友人・知人へと無限に広がる繋がりを与えてくれました。それは、3年間慣れ親しんだ空のように無限の広がりと、多彩な表情を持つものです。Team SORAの一員として過ごすことができたこの3年間は、私にとって掛け替えのない時間であり、これからの希望と礎になりました。これからも多くの人がTeam SORAに加わり、無限の野望を実らせていけることを祈っています。

最後に、今一度、筆保先生とTeam SORAの仲間たちに至上の敬意と感謝を贈ります。本当に、ありがとうございました!!



北内 達也
修了するにあたって

振り返るとこの2年間はこれまでの学生生活の中でもとても濃いものであったと感じています。 私は、中学校の理科の授業で気象学に初めて興味を持ちましたが、高校では気象についての授業を扱わなかったため、 大学では必ず勉強しようと思い、今の大学を選びました。

しかし、私の下調べ不足もあり、もともといらした気象学の先生が退官されたこともあって学部時代は気象学の研究室に 入ることはかないませんでした。

そんな困っている状況の自分を拾って頂いたのが、筆保先生でした。 気象学について、ただ興味があるだけの自分を院生として向かえて頂きました。 研究室に入り、気象学について学び始めると自分が想像していた通り、とても面白い世界が広がっていました。

気象について学ぶうちに、いつの間にか、毎日見る空も今までと違って見えるようになりました。 そして、なぜこういう現象が起こるのかを先生や研究室のメンバーとディスカッションすることはとても楽しいことでした。

先生には修士論文研究だけでなく、教育インターンや就職活動等、様々な事でアドバイスを頂きました。 この場を借りて、改めて感謝申し上げます。

研究室のメンバーはみな明るく、真面目なメンバーばかりで、矛盾点があれば上下関係に係わらず指摘する、研究室としてとても健全な雰囲気があったと思います。 この雰囲気は自分が卒業しても、残し続けていってほしいです。

この2年間、目標としていた気象予報士資格の取得という結果には手が届きませんでしたが、 これからは民間の気象会社で働くこともあり、まだまだ諦めずトライしていきたいです。 これからも同じ気象というフィールドで筆保研究室と繋がり続けていけたらと思います。




土肥 桃子
3年間お世話になった場所とお別れする日がやってきました。

筆保先生は理想を実現させる力を持っています。
その力に吸い込まれるように、私は気象学研究室に所属することを決めました。

部屋づくり・毎日の空観測・月一回のパイバル・夏の集中観測・パソコンを使っての作業など…すべてが新しい事への挑戦で、あっという間に2年が経ちました。 もう少しここにお世話になりたいというワガママを受け入れてもらい、この1年間は新たな仲間と一緒に勉強させてもらいました。

先生には大量の時間と体力と精神力を割いて指導していただきました。
優しい先輩方からいろいろな言葉をかけていただき、同輩と慰め助け合い、頼れる後輩から刺激を受けた日々はかけがえのないものです。

ここには楽しい事がたくさんあります。 さらに、辛い事がもっとたくさんあります。 しかし、辛かった事が楽しく思い出されるのは全て、筆保研究室のメンバーの存在のお陰です。 ここで出会った人は運命の空色の糸で結ばれた仲間だと思っています。 そしてこれから入ってくるであろう、研究室メンバーも同じです。

先生には感謝しきれないほどの恩がありますが、いつか再会する時には人間的に成長した姿を見せ、少しでも恩返しできればと思います。

ドアを開けるといつでも仲間が迎えてくれる、筆保研究室はそんな場所でした。
3年間本当にありがとうございました。



2011年度

神藤 曉
気象研究室に入れていただいてから早2年。改めて振り返ると、沢山の思い出があります。その中にはもちろん、辛かったことや悲しかったできごともありますが、それ以上に大きなものを学び、得ることができました。

「雨が降ったら仕事と思え」この言葉が、気象と私を結ぶ、最も身近な合言葉でした。私は雨の日が好きではありません。しかし酸性雨サンプリングを開始してから、雨を見て「お。仕事だ。」と、私の気持ちを明るくしてくれました。ただ憂鬱でしかなかった雨の日を、なんだか特別な日に感じさせてくれたのです。そう思うと、毎日同じように見える空模様も、1分1秒だって同じではなくて、今、ここで、誰かと一緒に、同じ空を眺めているということが、とても特別なことだと感じられます。私たちが研究室に入ってすぐの頃、この研究室にはまだ何もありませんでした。先輩も、観測測器も、パソコンも、研究室の決まり事も。ただ、先生の夢と理想と、私たち4人のTeam SORAメンバーがいるだけでした。しかし今、素敵な先輩、後輩に囲まれ、この気象研究室はとても賑やかです。空観測をするのに、いつからか「誰かと一緒」が当たり前になっていて、一人の観測は、自由だけれどやっぱり寂しくて。移ろいゆく空模様を、変わらないメンバーと見上げる、そんな毎日を過ごすことができたことを、とても嬉しく思います。この時間が私たちTeam SORAを強く結びつけてくれたのだと感じます。

研究室初代メンバーとして、確かに後輩たちよりも気象の勉強量が少なかったかもしれません。それでも大好きな人たちに囲まれて、沢山の経験をして、一緒に笑って、泣いて、励まし合っていけるこの気象研究室の一員になれたことを、とてもありがたく、誇りに思います。私には、こんなに素敵な仲間と場所があるんだよって。だから、いつまでも変わらず、そこにあり続けて欲しいと強く願います。メンバーが変わっても、変わらない絆と空間が、私の心の支えです。この空は、いつも繋がっている。どこにいても。また、笑顔で会いましょう。本当にありがとうございました。