台風ノモグラム（図１）では、熊本県熊本市北区からみて北西の佐賀県と福岡近海に台風が位置する時に、熊本県熊本市北区にとって最も風のリスクが大きくなると予測される。
　
 勢湾台風をモデルとした風による被災建物想定（図２と図３）によると、熊本市北区への直撃から180 km西の経路の台風（図４）で、熊本県では被害を受ける建物数が最も大きくなり、この時約70000棟(全建物数の約10 %)の建物に被害が及ぶと予測される。直撃から西に320km、東に160kmの幅480 kmにおいて、建物の被害が100棟以上でると予測されている。